全く生かされていない中央線の超絶線形

ということで思い出した鉄道ネタ。




この動画の趣旨は、表題の通りJR中央線の高架化の状況を記録するところにあるのですが、私は美しい線形にこころを奪われてしまいました。




子供の頃読んだ本の知識では、日本一長い鉄道の直線区間は白老沼ノ端間でした。そして2位は、なんと東京中央線の東中野立川間だったんですよね。今でも変わっていないのだろうか?
と思って調べてみたらなんか違う(笑)

2位は函館本線なのか。知らなかった。


それはともかく、最近あっちのほうに通勤しているので、たまーに中央線に乗るんですよ。タイミング次第では特別快速にも乗るんですよ。でもねぇ。遅いんだよなぁ。すごくかったるい。
その主な理由はダイヤにあると思います。実質各駅停車な快速の合間に特快と特急が入っているからなんでしょうね。京急みたいに各駅停車が10分おきならまた違うんでしょうけど中央線では頻繁に走っているからなぁ。あと駅部の線形かなぁ。制限がかかっているのかは知らないのですが……。
それがとても遅く感じるのは、そのルートで都心に出ると常磐快速に乗るからですね。常磐線は日暮里北千住間のぐちゃぐちゃな線形はともかく、そこから松戸までも決して線形がいいわけじゃないです。亀有の速度制限が厳しくてスピード出す区間は短いです。
それでも営業キロが10.5Kmある北千住松戸間を9分で走破するんですよね。恐ろしいことに朝ラッシュ時でもそれはほとんど変わらない*1。中央線の中野三鷹間は営業キロ9.4Kmで標準10分みたいです。数字だけみると大差ないのですが体感上の差はそうとうなものですね。


中央線の三鷹以西が複々線化されればこの状況は変わるのでしょうか?
成田新幹線と中央新幹線?の計画されていた導入空間を使って東京駅から三鷹駅までショートカット路線を作ると言う計画が現実の物になったら、現在の三鷹以東は現状のままになるんじゃないかなぁ。速達列車は新線を通すことになるでしょう。それができないとしても三鷹以東の状況は大きく変わらないでしょうね。線形の良い複々線の内側を速達列車が走るように配線を変更するとか、荻窪あたりに追い抜きと緩急接続できる設備を設けるとか妄想は膨らみますが現実的ではないでしょう。


常磐線と違って昼間も混んでいる中央線は沿線が成熟していますね。だからこそ改良が難しいんだろうなぁ。

*1:実際には北千住での交互発着があるので若干伸びるけど体感上はって話