近くて遠い国道16号
いつも見に行っているサイトに珍しく地元に近い場所の記事がありました。
道路レポート 千葉県道280号白井流山線“木”狭区
このタイトルだけ見ると流山市“木”かと思ってしまいますが、千葉県北西部には漢字一文字地名が多くてかぶりがちです。“木”はバス停の名前“木村”を見てなるほど由来はそういうことかと思いましたけどそれがあっているのかわかりません。
この県道はこのくそ狭い部分を走ったことはありませんが別の部分はなんどか使っています。そこがまたなかなか渋い道でしてね。
千葉市方面から松戸に帰る時に使ったのが最初です。カーナビなんかない時代。その時は地図も持ってなかったはず。まだ車を運転しはじめた時分、道路にも詳しくなかったです。
夜だったので何も考えず遠回りして呼塚で6号線に入って帰ろうかと思っていたら左に曲がると松戸という看板が出ました。へー。こんなところから松戸に行けるんだ。うっかり曲がってしまいました。
なんかすごくのどかなところをうねうねと道が走っていて突き当たります。そこの看板には……「左 船橋 右 我孫子」。俺はどっちに行けば帰れるのだろうか????
いわゆる船取線だってことは想像できましたけれど我孫子に向かうとこの先で16号にぶつかることは知っています。しかし感覚的には常磐線がらみの我孫子の方がしっくりくる。迷いました。迷った結果船橋を選びました。
そうしたら次の看板は「右 流山」。どうも正解だったようです。曲がってみました。すぐに突き当たりました。そこには「左 高柳駅 右 小金」。いや、わかるわかるよ。でもさ、これって地元の人じゃないとわからなくね?松戸に行こうとしてあそこで曲がった人ここまででだいぶふるい落とされるよ?
そんで曲がった先がまた幅も細いが心も細くなる道で……。
なんとか教習でも走ったことがある道にはたどりつきましたが思わぬ大冒険になってしまいました。
こう言う時の千葉の道は怖くて、突然通れるかどうか微妙な道幅になったり絶対通れない崖や階段に突きあったったりするんですよね。うちの近所にもそういうところがあります。入るところは通り抜けられそうな雰囲気だから始末が悪い。
リンク先みたいな県道は珍しいでしょうが、あんな感じの変な作りになっているところは他にもあって、たとえばここ。と思ったけれど特定されそうなのでやめました(笑)。側道にUターンして入るのが地元としては正しい動きみたいなところもあるんですよ。知らない人から見たらこいつら何考えてんだと思うでしょうね。そこもまたおそらく歴史的な経緯でそうなっているんだろうなと想像しています。