JRメトロ小田急本格直通運転その後

常磐緩行線東京メトロ千代田線、小田急線では今年の3月に実施されたダイヤ改正から、小田急車両のJR直通、JR車両の小田急直通と、直通列車の増発が行われました。
本格的な運用は東北沢〜梅ヶ丘の複々線化完了後となるでしょうが、その予行演習的な意味合いもあるでしょう。
始まってからもうすぐ3ヶ月。感想を書き並べてみます。



  • 電車遅延

もともと千代田線は遅れる電車です。春夏秋には霞ヶ関基準で10分、冬は20分を見込んで通勤していました。今は北千住までの通勤なので、春夏秋は5分、冬は10分を見込んで通勤しています。
朝の状況はほとんど変わっていません。朝に限っていえば全体の本数に占める小田急直通列車が増えたわけではないのがその理由でしょう。
車両運用面では小田急車両も常磐線内の運用に就いていたりするので見た目は変わっていますがダイヤはほとんど変わっていません。
夕方から夜にかけては以前より遅れることが多くなったと感じています。小田急からの直通が遅れるのはもともとデフォだったので慣れていますが、その本数が増えたことによって遅れてると感じることが多くなっただけなのでしょう。
ダイヤ自体はさほど変わっていないので混雑度も変わっていません。

  • 利便性

俺の使い方では何も変わりません。常磐線から小田急線まで、またはその逆を日常的に移動するという人はそれほど多くはないと思います。直通運転とは言っても途中で乗客が入れ替わるだけでしょう。

  • 事故対応

たまたまなんでしょうが、今のところこれにも大きな変化は感じていません。
常磐緩行線と千代田線は完全に一体化されているために、事故が起こった場合一緒に運転見合わせしますが、小田急との間は直通運転中止だけで済みます。複々線化が完了して本格運用が始まったらどうなるのか興味深いところです。

  • 車両

最初は慣れませんでしたがもう慣れました。北千住で車両だけを見て綾瀬行きであることを判断できなくなったのは少しだけ不便です。


常磐快速線上野東京ラインで勝ち組になりましたが(ダイヤ乱れの影響が限定的で夕方〜夜ラッシュでは上野始発が大量に残って座れるチャンスが多い)緩行線はどうなるのかな?
北千住や金町(新宿)に大学が引っ越して来て、逆の流れも顕著になったりするのかな?