東武浅草駅改築を妄想する

完全に妄想です。



できた当時は先進的だったデパートと一体化したターミナル駅東武浅草駅ですが、実質6両編成しか入れなくて駅を過ぎるとすぐ急カーブで道路と川を渡るという悪条件が重なっていて、通勤のためのターミナルという観点ではすっかり時代遅れになっていますが、皮肉にもそのことが古き良き時代のターミナルの雰囲気を色濃く残しています。
実質的なターミナル駅が北千住になり、曳舟から押上までの路線も作り、業平橋の駅名を変更し拡張を行う現在、おそらく東武浅草駅は今の姿をとどめるのではないかと思っています。
それでも、もし仮に改築するとしたらどういう方法があるかを予算などの制約をあまり考えずに妄想しました。


とにかく邪魔なのは隅田川江戸通りです。そこで思ったのは、東急田園都市線二子玉川のように橋の上にホームを作る方法です。
川と江戸通りに挟まれた敷地を買収する必要がある上に隅田公園の一部を切り取らなければなりませんが、そうすれば2面4線程度の標準的なターミナルを作ることは不可能ではないでしょう。
首都高速の橋脚もなんとかしなきゃいけなかったりもう莫大な投資になることは間違いないし、ノスタルジックに言えばあまり見ない中路トラス橋の雄志を見ることもできなくなるしですがね。


観光客や来訪者にとっては東武、メトロ、都営の浅草駅が浅草の中心地というイメージが強いですが、TXの浅草駅が浅草駅を名乗ることになったように地元の皆様の感覚はまた違うように思えます。仮に実現したとしても橋の上まで追いやられた浅草駅が地元にどう受け入れられるのかというのは心配ですが興味が深まります。


以上、すべて妄想の記事でした。