小田急線複々線区間に乗ってみた感想

今までさんざん話題にしてたけど自分では乗ってませんでした。
夏の遠征飲みが神奈川方面だったのでせっかくなので乗ってみました。




あえて代々木上原行きの千代田線に乗り、終点で降りると場所のせいか人影はまばら。
まず各駅の本厚木行きがやってきてそれを見送り快速急行に乗ります。
空いてる電車の前面かぶりつきのところでぼーっと立っているとドア扱いの前に手間取って1分か2分遅れての発車。本気の回復運転を体験できるかもしれないとマニアらしいはた迷惑な期待をしながら複々線を進んでいきます。
東北沢手前で地下に潜り踏切が解消されたことを確認。東北沢のプラットフォームから見る景色はもしかしたらほかではなかなか見られないものかもしれないので一度そこに立ってみたいと思ったりしました。
外側の急行線がホームがあるところの途中で下に潜っていくんですよね。
東北沢を出ると下北沢急行ホームの明かりが見えてこんなに近かったんだぁと感心しました。


下北沢でも車内が混雑することもなくいよいよ複々線区間の始まりです。発車してしばらくしてから時計を見て登戸までだいたい何分くらいで走破するのかを確認する準備をします。
短い期間だけ活躍した世田谷代田仮ホームの跡地を確認すると明かり区間がやってきます。
梅ヶ丘のホームにはおそらくさっき見送った各駅が停車していて急行線で抜いていきますが速度はそれほど上がりません。
複々線化の時、左側右側のどちらに振るか苦労したんだなぁと思いながら直線のはずなのにいまいちな線形であることを確認しました。
経堂を通過すると少し速度が上がり成城学園前から喜多見車両基地への萌える配線を観察しますが、回復運転というほどの速度感は感じずにずいぶん前から複々線になっていた区間に入ります。
多摩川を渡って登戸へ。目的地が南部線沿線だったのでここで降りました。
時計を見ると7分から8分しか経っていませんでした。下北沢から登戸までは10.3Km。なかなかの快速っぷりですが、乗り慣れてる常磐快速線やTXに比べると速度感というかワープ感を感じませんでした。北千住から松戸は下北沢から登戸よりも長い10.5Kmをだいたい9分で走るのが標準なので同じか速いくらいなんですが不思議です。
その理由を考えてみたんですが、緩行線を「走行中」の列車を追い抜くことがあまりなく停車中に追い抜くからかもしれません。小田急はとにかく駅が多い。というか常磐線が駅少なすぎなんでしょうが。それだけに時短効果は計り知れないと思います。
とにかく、快速急行の走りっぷりを見るとまだまだ余力がありそうです。特急ロマンスカーは悲願だった新宿小田原59分を実現しましたが、余裕時分を見直せばもっと速く走らせることもできそうに思えます。


複々線の観察はそれで終わりでしたが、早く着いたので登戸をお散歩。
駅近辺は再開発工事の真っ最中でした。
登戸から向ヶ丘遊園は日本の鉄道では珍しい3線区間となっていますが、用地面から複々線にするのはすぐには難しいですね。
しかし、向ヶ丘遊園まで歩いて踏み切りを渡ろうとするとかなり待たされましたので、登戸以遠も複々線はともかく連続立体交差化はいずれ避けて通れない道だろうなと思います。


やっぱり実際に乗ってみると机の上だけとは比べものにならない情報量があって非常におもしろかったです。