『しぇいむ☆おん』は大ヒットするか?

2006/10/4の記事で感想を書いた『しぇいむ☆おん』という2ちゃんねるVIP板有志が作ったゲームが、Vectorの週間ダウンロードランキングでなんと3位になっていました。
週間総合ダウンロードランキング(Windows) TOP 50 ── 06.09.25〜06.10.01
アップされた直後にランクインした後、一度圏外に去っていたのがいきなり3位で復活したとのこと。さすが俺!。目を付けた物は流行るのよ!!


………すいません。嘘ついてます。因果関係が逆です。また流行りだしたから、俺の感度が鈍いアンテナでも捉えることができたってだけです。


しかしまぁ、このゲーム、マスコミが食らいつきそうな要素がたくさんある。

もしかすると既に記事にしているところもあるのかな?それで上位に来たのかな?ネットでだけじゃなくて一般社会でのアンテナ感度も鈍いんで恥ずかしいことを書いているのかも。


もともとネットでの評判になっているみたいだったのでダウンロードしてやってみたわけです。で、前の記事で書いたように、俺個人の評価も非常に高いです。悔やまれるのは攻略のヒントをもらって遊んでしまったこと。ヒントをもらわなければもうちょっと楽しめたかも。ゲームのシステムを知らなかったのでしょうがないのですが…。
しかし、もし、『しぇいむ☆おん』が、今までこの手のゲームに触れたことがない人にまで出回ったとすると、攻略情報の入手がたやすくできることが有利に働くでしょうね。メーカーが作ったゲームと違って、攻略情報のアップロードに制約がない。むしろ、作り手は積極的に情報を開示している。「XX攻略にはトラップをしかけてあってこうしなきゃうまくいかない」とか。


実際にやってみると「これは金を取れるレベルだ」と思うわけですが、もし有償だったら俺はたぶんこのゲームをやることはなかったでしょう。そして、そもそもの成り立ちを考えると、このゲームを作ったことによってスタッフが対価を得ることは、法的な問題はともかく感情的・道義的に許さない人が多くいたと思われます。
対価を求めずにソフトウエアを開発する人のモチベーションは、ユーザーの評価であるという話はよく聞きます。実際自分で作ったコードをとあるところにアップロードしたらプラスの評価が返ってきたことがあって、ものすごくうれしかった。懐かしい思い出です。このゲームのスタッフがどういう思いでいるのかはわかりませんけれど…。


たぶんネットではこのゲームは旬を過ぎていると思うのですが、Vectorのランキングという比較的目立つところに露出しているので、ダウンロードする人はさらに増えるかもしれません。しかし、まだ広く一般に知れ渡っているという状況ではない。知らない人の方が遙かに多い。『電車男』もそうでした。ネットでは過去となっている話が広く受け入れられてしまいました。もしかすると『しぇいむ☆おん』は『電車男』的なネット(2ちゃんねる)発大ヒットコンテンツになるかもしれないなと思い始めています。


作品情報、ダウンロードはこちらから
ツンデレ喫茶ADV製作〜しぇいむ☆おん〜


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追記:Impressのサイト見てたら窓の杜でこれが取り上げられていたんですね。InternetやじうまWatchPC Watchしか見てなかったんできづかんかった…。それで上位になったんだ。記事自体の意味がなくなったような…(笑)。



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