札幌地下鉄の特徴

この出張で初めて乗ったのですが全てが新鮮でした。




でかいんですよ。とにかくでかい。
高い広い。
なんでこんなにでかいのかなと。東京の地下鉄もこのくらいの規格だったらもうちっとは混雑が緩和されるんじゃないかなと。
他の特徴としては網棚がない。もしかすると冬場網棚があると座っている人の上に水滴が垂れるからなのかもしれないけれど旅行者には厳しい仕様でした(笑)。
通勤に使っていましたが、ピーク時は結構混んでましたね。大通駅では人の流れが交錯してなかなかホームに降りれなかったりしました。ええ。これだけで地元の人にはわかってしまいそうですが東西線を使ってましたよ。
作りの特徴としては開削トンネルが多いと言うことかな?東豊線以外はほぼ全て開削だったように思えます。3路線しかないからそれが可能だったのか。豊平川をくぐる所の工事はどうやったんだろう?気づかなかったけれどバスセンターから菊水までってゴムタイヤ方式が真価を発揮するような強烈な勾配だったりするのかなぁ。
ダイヤ面では謎は最後まで解けませんでした。
なぜ中途半端な7分おきなんだろう?7分30秒ならまだわかるんだけれど7分おきってのはわからないです。毎時発車時刻が違う。車輌や乗務員のやりくりの都合なのでしょうか?ただ、7分おきだと待つって言う感覚はあまり無かったので。時刻がわかりづらくてもかまわないのかなぁと思いました。東京都心で7分待たされるのとは感覚が違うんですよね。時間の流れが緩やかなのかも知れない。


札幌地下鉄といえばゴムタイヤ式。新交通システムと何がどう違うのか。実際に乗るまではそう思っていました。乗ってみると全然違いました。札幌のはまぎれもなく地下鉄ですね。鉄道感が半端無い。ゴムタイヤであることを忘れそうです。
違うのはジョイント音が無いこと。ジョイント音がないので配線がイマイチわからないのはちと残念でした。南郷7丁目の今のところあまり使われていない中線への分岐もわからないし、車両基地への分岐もわからないし。
地上区間もある雪国の地下鉄ということで、雪を克服する執念もみました。車両基地を完全に覆うという発想はすごいわ。南北線の地上区間もほぼ眺望はないし。そう言う物を求めてられている交通機関ではなく、気候に関係なく安定して輸送できる交通機関なんでしょうね。


滞在中にちょうど南北線の車輌入れ替えをしていて、ホームドアも着工していました。片側4扉の18m車輌って京急を思い出しましたがやっぱ京急よりでかいので全然印象が違いますね(笑)。


最後に、札幌の地下鉄で一番意外だったことです。
かましいの!とにかくやかましい!!
ゴムタイヤ地下鉄ってことで静かなのを想像していたんだけれどそんなことはない。案内軌条とこすれる音かなぁ。チュンチュンっていう特徴的な音もするし、その音はたいしたこと無いんですけれどね、シャーっていう正直耳障りな音とモーター音とおぼしき騒音が走行中ずっと鳴りやまないんですよ。シャーってのは路面を掃除するなにかなのかもしれない。最後にそう思った。車輌による個体差がありましたから。モーター音はもしかすると鉄軌道よりも遮音が難しいのかなぁとも思った。ゴムタイヤだから軌間という概念は無いのかも知れないけれど、車体の幅は広くてもゴムタイヤの幅があるから日本標準軌よりもモーターの設置場所に制約が大きいのかも知れません。
とにかくやかましい。ずっと耳をふさいでいる乗客もいましたからねぇ。普通に。


ちょろっと観光に行って乗ったわけではなく普段の通勤使いをしてみてかなり印象は変わりました。ゴムタイヤであっても電車です。