中央線と総武線の将来像
- 鉄道ダイヤ改正ニュース 議論シリーズ:中央線はなぜ「遅い」のか
上記サイトにコメント書こうと思ったのですが妄想駄々漏れで趣旨に合わないと思い直してこっちに書きます。
中央線の特快、快速、さらには特急列車が遅いか遅くないか。評定速度の算出をすれば答えが出るはずなのですが、あまり意味があるようにも思えないです。
とはいえ、やらないわけには行かないと思うので、信頼性はともかくとしてジョルダンで調べてみました。
中央線 三鷹→立川 距離13.4km
- 特快 13分
- 快速(各駅停車) 19分
- 特快 7分
- 快速(各駅停車) 10分
常磐線 北千住→松戸 距離10.5km
- 快速 8分
- 緩行 15分
- 快速 10分
- 緩行 14分
- 快速 5分
- 緩行 7分
京王線 明大前→調布 距離10.3km
- 準特急 10分
東海道線 品川→川崎 距離11.4km
- 快特 7分
- 快特 10分
こう並べてみると、特に遅いわけじゃないですよね、中央線。むしろ複線でさばいている割には検討していると言ってもいい。こう並べてみると総武線快速のふがいなさが目立つかなぁ。
まぁ、いずれにしろ、このレベルだと秒単位のダイヤまで見ないと比較はできないですよねぇ。
ただ、体感上は遅く感じるのは事実ではあります。府中で仕事をしているとき、まれに中央線で都心まで出たのですが、すごく遅く感じました。感じるだけなんでしょうけれど。そのあと常磐快速に乗るとものすごく速く感じました。武蔵野線は速いけれど距離が長いので時間がかかるというこれまたどうでもいい話で。
さて、ここで上記に意図的に入れなかったこれを入れてみましょうか。
中央線 中野→三鷹国分寺 距離9.4km
- 特快 9分
- 快速(各駅停車) 14分
あれーー?総武線と大差ないですねぇ。こんなもんなんだなぁ。印象操作って怖い。
まぁ、くどいですが、秒単位まで見ないと意味がある資料にはなりませんのでね(笑)。もっと言うと実測値でやらないとだめでしょうねぇ。それを調べること自体に意味があるのかどうかは価値観次第ですね。やっちゃうのがオタクですけど、うちからは遠いし微妙に趣味とはずれているので俺はやらない。
さて、それはともかくとして、中央線の高速化にはいろいろな意見があるようですけれど、最終的にはこうなるんじゃないかなぁってのがこれです。
古い資料ですがね。今でも取りざたされているので生きているでしょう。きっと。
そして、この資料では、上記で比較的遅いことになっている中央線と総武線の両方が今よりもおそらくは速くなるであろう案が提示されています。
一つは総武線の船橋と京葉線の新浦安を結ぶ路線、もう一つが京葉線東京駅から新宿駅を経由して三鷹を結ぶ路線です。
もしその路線ができた暁に、三鷹〜立川間の複々線化が完成していれば、遅いというイメージを払拭できるんじゃなかろうかと。
そして、この路線にはもう一つキモとなるところがあるんじゃないかなぁ。
立川などの多摩エリア、及び新宿と、舞浜及び成田空港を比較的高速かつ乗換無しに結ぶ路線になるんですよね。需要はありそう。Wikipediaでは総武線と埼京線をりんかい線経由で結ぶことが構想されているとありますが、あずさの車両が幕張で管理されているという伝統もあることだし、特急は直通させてもおかしくないでしょう。
もしそうなったら、三鷹以東の扱いは難しくなりそうです。現行中央快速線は三鷹以西は緩行扱いになるのかも。そして約束通りに杉並三駅は中央総武緩行のみの停車になるのかも。個人的にはせっかくの線形が活かせてないので大規模な改修をすれば……、とも思うけれど、地下新線を作るのならそんな必要も無くなりますね。
いずれにしろ妄想です。仮にそうなるとしても俺が生きている間にはできないような気もしますねぇ。