暫定変則4車線から対面2車線 金町〜松戸の橋梁群


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都内に行くためには必ず渡らなければいけない江戸川。
金町と松戸の間には何本もの橋がありますがその変遷は俺が免許を取った後だけをみてもなかなかおもしろいです。




今も昔も大動脈として機能しているのは国道6号線の新葛飾橋です。しかし、金町の陸橋ができるまでは非常につらい道でした。いつ通っても渋滞。上り線は橋を降りきったところに主要交差点。さらにその先、主要交差点+踏切のすてきなコラボレーション。最高です。
今でも渋滞はしますが昔に比べればかわいらしくてたまりません。


葛飾橋ができる前のことは自分の目では知りませんが、今でも現役の葛飾橋がその交通量を一手に引き受けていました。
広めですが片側1車線の対面通行です。しかも、橋の方向がおかしい。江戸川の狭いところにかけたのでしょうか?
松戸の市街地からは至近距離なので元々は渡し船などがあったところなのかもしれません。
その葛飾橋ですが、一時的に一方通行になっています。その原因は外環です。


外環の国道6号松戸バイパスへの取り付け道路もおもしろい変遷をしています。もともと上り線から別ルートで接続していたのを上下両方からアクセスできるように変えています。その痕跡は今でもみることができます。前の方が線形よかったんですよね。懐かしい。まっ、その線形だと外環作れないですが。


余談ですが、松戸市内の橋って正式名称がよくわかりません。旧松戸三郷有料道路は松戸橋、上葛飾橋と2つの名前があります。川を渡る橋ではないですが、馬橋のあたりで常磐線を越える陸橋は、馬橋立体、中根陸橋、長津高架橋とご丁寧に趣の違う3つの名前が案内されています。外環の江戸川を渡る橋の名前もよくわかっていません。銘板にはたしか葛飾大橋って書いてあったように思いますが、つながった専用部の橋にはまた違った名前がつけられてるのでしょうか?


それはともかくとして今は上下線ともかけられている外環一般部の江戸川を渡る橋は、内回りだけという時代が長かったです。その頃、(旧)葛飾橋は下り(外回り)一方通行になっていました。つまり、外環内回りの橋梁と旧水戸街道の橋梁で擬似的に片側4車線の道路を作りました。それが意外と効果的でした。外環という環状道路としてではなく、放射線である国道6号線の新ルートとして機能するようになりました。江戸川の松戸側で松戸市街方向と市川方向にすぐに分かれて交通量は拮抗しているから橋だけ車線が増えてもかなり効果があったんですよね。選択肢が増えたというのはとてもありがたかったです。
その後外環外回りの橋がかかり、それができあがると葛飾橋は対面通行に戻りました。


昨日、久しぶりに対面通行の葛飾橋を走ってみて懐かしくなりました。
外環内回りから旧水戸街道への立派な高架橋はまだ健在です。外環専用部が開通した暁には、松戸(矢切)インターで降りた葛飾区に向かう車が新葛飾橋の渋滞をさけてその高架橋を通って旧水戸街道をたどることになるのかもしれません。